Katada
Laboratory
of
Catalysis
[Top]
[固体触媒]
環境，資源，エネルギー
[成果の実用化]
アンモニアIRMS-TPD
丹羽研究室
～2011. 3
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Course of Applied Chemistry
Department of Chemistry and Biotechnology Graduate School of Engineering Tottori University 鳥取大学 大学院工学研究科 化学・生物応用工学専攻 応用化学講座 片田研究室 | [Japanese] [English] | |
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触媒は反応を速めます．触媒がなくても遅いけれども反応は進む，ということですから，あまり創造的なこととは思えません．ところが，ある場合には触媒は反応速度を1,000,000倍も速くします．また別の場合には，低温では反応せず，空気中で加熱したら燃えて(完全酸化して)なくなってしまう(CO2とH2Oに変わってしまう)炭化水素を，触媒存在下での低温での部分酸化によってアルデヒドやカルボン酸まで変化させ，そこで停めることができます．触媒がなければ事実上生産が不可能な物質を，触媒はつくることができます．このように，触媒は創造的な仕事をしています．
化学を勉強していても，触媒についてなかなか学ぶ機会がありません．ところが触媒は，化学を利用した工業においてとても広く使われています．むしろ，化学反応を工業的に行う場合には，ほぼ必ず触媒が使われています．触媒は化学工場の主役です．
| 固体触媒化学の研究機関はそんなに多くはなく，どの大学にもあるわけではありません．ところが，化学・石油・プラント・合成樹脂・自動車・電機などの企業には，固体触媒の研究開発に携わる人が多数います．その多くは，大学で固体触媒化学を専門的に学んだわけではなく，企業に入ってから本格的に固体触媒に携わっています．触媒学会の企業の初心者向け講習会の人気が高いことを知れば，このことを実感できるだろうと思います．また「固体触媒化学を学んだ人」に対する求人の需要も高いと感じられます． |
鳥取大学工学部物質工学科では触媒化学の最先端を講義で学ぶことができます．また我々の研究室では触媒化学の研究を体験できます．