固体触媒はエネルギー・化学産業の基盤を支え、地球環境問題の解決のため重要性を増しています。固体触媒の開発のためにはキャラクタリゼーションが不可欠ですが、触媒のキャラクタリゼーションには実験手法の取捨選択・高度な実験と解析の専門的能力が要求されます。

 鳥取大学では触媒キャラクタリゼーションの研究を先駆的に行っており、ほぼ全ての実験設備を備えています。そこで、産学連携によって触媒キャラクタリゼーションに関する研究計画・分析実験・結果解析を行なう研究機関として、2004年10月工学部物質工学科丹羽研究室を中心に、触媒キャラクタリゼーションラボ(CCL, Catalyst Characterization Laboratory)を設立しました。


 CCLはつぎの業務を有償で引き受けます。まずはご相談ください。(固体触媒以外の物質の分析も引き受けます)

触媒開発の研究コンサルティング・結果解析全般・共同研究・受託研究
以下の受託分析実験および結果解析
アンモニア昇温脱離(TPD), in-situ赤外分光(IR), アンモニアIR-TPD, ベンズアルデヒド-アンモニア滴定(BAT), レーザーラマン分光(LRS), 固体核磁気共鳴(NMR), 熱重量分析(TG), X線光電子分光(XPS, 別名ESCA), 窒素吸着, 昇温還元(TPR), CO吸着, 誘導結合プラズマ(ICP)発光分析, X線回折(XRD), 走査電子顕微鏡(SEM), X線吸収微細構造分光(XAFS), その他テスト反応など

 アンモニアTPDによる固体酸性質測定などに大きな実績を持つこと、実験結果のみではなく触媒開発のために有用な解析を加えて報告することがCCLの特長です。