ゼオライト結晶化ワークショップ20260119

固体触媒の代表格として用いられてきたゼオライトの合成技術は、ここ数年で格段に進歩しており、高性能な触媒作用の発見、吸着システムの実用化などが相次いで報告されている。しかしながら、導入された活性点・ヘテロ原子等の微細構造上の正確な位置の特定すらできず、経験知に頼るばかりで、原子配列精密制御に基づくゼオライト設計にはほど遠い現状がある。

他方、カーボンニュートラルに貢献する以下の分野へのゼオライトの応用技術は急速に進歩している。

  • 直接空気電解(Direct Air Electrolysis,DAE)における保水剤
  • 直接空気捕集(Direct Air Capture, DAC)におけるCO2吸着剤
  • CO2水素化におけるガソリン・ナフサ選択的触媒
  • 温暖化効果を持つN2O分解触媒の担体
  • Crude to Chemicals技術
  • バイオマスの有用化合物への転換

    これらの分野での活性点の役割を解明し、高い性能を持つゼオライトの設計指針を確立することは急務である。

    そこで、近年進歩が目覚ましい各種分析法を駆使し、ゼオライトの結晶化起源、活性点の構造と機能を総合的に理解し、実用に供する材料の合理的合成法・安価製造プロセスを開発するための、先端的情報の交換を目的として、ワークショップを行う。

    主催: 鳥取大学工学部附属GSC研究センター


    日時: 2026年1月19日(月)13:00~18:00

    形式: ハイブリッド- 現地およびオンライン
    現地開催場所: 〒 680-8552 鳥取市湖山町南4丁目101 鳥取大学工学部26講義室

    鳥取空港からタクシー5分,JR山陰本線鳥取大学前駅から徒歩3分

    オンライン https://us06web.zoom.us/j/7745221368


    プログラム

    TimePresenter
    1月19日
    13:00-18:00ワークショップ
    18:00-意見交換会(懇親会)(現地参加者のみ)

    参加ご希望の方は,世話人にメールでお問い合わせください.


    世話人

    〒680-8552
    鳥取市湖山町南4-101
    鳥取大学工学部附属GSC研究センター
    片田直伸
    Phone/fax 0857-31-5684
    E-mail katada**tottori-u.ac.jp
    web http://katalab.org
    [鳥取大学工学部附属GSC研究センターweb]